感染症;細菌,寄生虫 /日本内科学会雑誌 / 100 巻 (2011) 1 号
2011 年 100 巻 1 号 p. 71-77
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- 発行日: 2011 年 受付日: -J-STAGE公開日: 2013/04/10 受理日: -[早期公開] 公開日: - 改訂日: -
妙録
小腸の細菌および寄生虫感染症について診断,画像診断,治療について主に述べた。
病歴では食事歴,海外渡航歴,居住地などが重要である。
また,各病原体の潜伏期,症状,画像所見,確定診断の方法などを把握しておくことが重要である。
また,最近問題になっているClostridium difficile小腸炎は主に潰瘍性大腸炎やCrohn病の大腸全摘・亜全摘術後におこる致死率の高い疾患であり,その存在を念頭におくことが予後の改善につながる。